第九回日本翻訳大賞の二次選考対象となる16作品が決定しました。最終選考の対象となる5作品は、3月29日(水)午前10時に発表いたします。
(作品名50音順)
注記
当初『スマック シリアからのレシピと物語』も選考対象でしたが、その後第九回の対象期間から外れることが判明いたしました。今回ご推薦くださったみなさま、確認に時間がかかって申しわけありませんでした。同書は第十回の対象作品になります。
第九回 二次選考対象作品
『赤の自伝』アン・カーソン作、小磯洋光訳 原著・英語
『いずれすべては海の中に』サラ・ピンスカー作、市田泉訳 英語
『黄金虫変奏曲』リチャード・パワーズ作、森慎一郎・若島正訳 英語
『樵る』トーマス・ベルンハルト作、初見基訳 ドイツ語
『9つの人生 現代インドの聖なるものを求めて』ウィリアム・ダルリンプル作、パロミタ友美訳 英語
『サイボーグになる』キム・チョヨプ+キム・ウォニョン作、牧野美加訳 韓国語
『スモモの木の啓示』ショクーフェ・アーザル作、堤幸訳 英語版から(原著ペルシャ語)
『その昔、N市では カシュニッツ短編傑作選』マリー・ルイーゼ・カシュニッツ作、酒寄進一訳 ドイツ語
『太陽が死んだ日』閻連科(えん・れんか)作、泉京鹿・谷川毅訳 中国語
『チェヴェングール』アンドレイ・プラトーノフ作、工藤順・石井優貴訳 ロシア語
『トム・ソーヤーの冒険』マーク・トウェイン作、市川亮平訳 英語
『トランスジェンダー問題』ショーン・フェイ作、高井ゆと里訳 英語
『ブッチャー・ボーイ』パトリック・マッケイブ作、矢口誠訳 英語
『冬牧場』李娟(リー・ジュエン)作、河崎みゆき訳 中国語
『辮髪のシャーロック・ホームズ 神探福邇の事件簿』莫理斯作(トレヴァー・モリス)、舩山むつみ訳 中国語
『路上の陽光』ラシャムジャ作、星泉訳 チベット語
読者推薦12作品に、選考委員推薦4作品を加えた合計16作品です。
選考対象作は、当HP「日本翻訳大賞とは」に記したとおり、2021年12月1日から2022年12月31日までに日本語に翻訳された公刊物の中から選ばれています。