第五回「日本翻訳大賞」の開催が決定しました。
まずは読者推薦作品の募集からはじまります。
募集期間は、2019年1月15日(火)から1月31日(木)まで。
対象となるのは、2017年12月1日から2018年12月31日までに発表された翻訳作品です。
「日本翻訳大賞」は「翻訳家がつくる翻訳賞」です。
「読者と翻訳者のために、もっと開かれた翻訳の賞をつくりたい」。
選考委員は、現在日本の翻訳文学を牽引する翻訳家5名です。
2014年、翻訳家・西崎憲のつぶやきに、ゲームクリエイターの米光一成が賛同したことがきっかけとなり日本翻訳大賞は設立されました。
【選考委員】金原瑞人、岸本佐知子、柴田元幸、松永美穂、西崎憲

年に一度、翻訳好きが集まる祭典
2014年、わずか1日でクラウドファウンディングの目標額をクリアし、最終的に385人もの方々から約340万円の支援を受けて設立されたのが日本翻訳大賞です。授賞式は新宿・紀伊国屋サザンシアターで行われ、300名以上が来場。朗読や生演奏を交えた授賞式には翻訳書のファンが集い、他に類を見ないイベントとして好評を博しました。
受賞作品/受賞者
第一回
『カステラ』パク・ミンギュ、ヒョン・ジェフン/斎藤真理子訳(クレイン)
『エウロペアナ:二〇世紀史概説』パトリク・オウジェドニーク/阿部賢一、篠原琢訳(白水社)
読者賞 『ストーナー』ジョン・ウィリアムズ/東江一紀訳(作品社)
第二回
『素晴らしきソリボ』パトリック・シャモワゾー/関口涼子、パトリック・オノレ訳(河出書房新社)
『ムシェ 小さな英雄の物語』キルメン・ウリベ/金子奈美訳(白水社)
第三回
『すべての見えない光』アンソニー・ドーア/藤井光訳(新潮社)
『ポーランドのボクサー』エドゥアルド・ハルフォン/松本健二訳(白水社)
第四回
『殺人者の記憶法』キム・ヨンハ/吉川凪訳(CUON)
『人形』ボレスワフ・プルス/関口時正訳(未知谷)